ロシア生まれのこのカメラ、世界中に熱狂的なファンがいることでも有名ですね。
見た目はコンパクトですが、持ってみると程よい重量感があるカメラです。
仕様
大きさはW105×H65×D40mm(出っ張ってる部分)、重さは265g(フィルムなし時)と大きさの割にズッシリしています。絞りはF2.8〜16が選べますが、正面向かって左側のレバーを"A"に合わさればオートにすることができます。
撮影距離は0.8m〜∞。
このカメラはゾーンフォーカスと言って、正面向かって右側のレバーを合わせた距離に応じてピントが合うようになっています。
ちょっとブレてますが…この小さなダイヤルでISO感度を合わせるのを忘れずに。
カメラ下部のスイッチをスライドすると…
レンズカバーが開いてレンズとファインダーが出てきます。これで撮影可能。
写真サンプル
それではこのカメラで撮影した写真のご紹介です(カッコ内は使用したフィルム)。▼ピントが合えばノーファインダーでもしっかり撮れます(FUJICOLOR C200)。
▼このカメラもトンネル効果が出やすいですね(FUJICOLOR C200)。
▼シャッターを切る前に撮影距離のレバーを合わせることを忘れずに(Lomography Color Negative 400)。
▼感度400のフィルムくらいだと動く被写体もブレなく撮れます(距離が合えばですけどね)(Lomography Color Negative 400)。
▼トイカメラ全体に言えることですが、距離感は目測です。
だいたいこれくらいかな?のユルさで良いのです(Lomography Color Negative 400)。
▼個人的には夕景の甘い写りが気に入っています(FUJICOLOR C200)。
▼デジカメの写真にはない雰囲気ではないでしょうか?(FUJICOLOR C200)。
▼無限遠に合わせていたのでカモメがブレていますが、躍動感が出ていい感じに(FUJICOLOR C200)。
▼お気に入りの一枚。ヘリとカラスの飛行共演…的な(FUJICOLOR C200)。
▼どんな場面でも汎用的に使えるカメラだと思います(FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400)。
まとめ
さすがトイカメラの王道を冠するだけあって、使っていて非常に楽しいカメラです。一台一台品質が安定していないとも、また撮るタイミングによっても写り方が変わるとも言われる不安定なカメラ。
でもその不安定さが思わぬ傑作を生み出すことから、たくさんのファンがいるのでしょうね。
コンパクトなサイズにレンズカバーも付いているので、気軽にバッグやポケットに突っ込んで持ち歩くこともできます。
まさにフォトウォーク向きのカメラと言えるのではないでしょうか?
フォトウォークカメラとしてのオススメ度は☆☆☆☆☆です。
ちなみにこのLC-A、現在は製造終了しているため中古かデッドストックを探すしかないようです。
オークションだと大体4〜8,000円くらいで落札できます。
現行バージョンとしてLomography社から「LOMO LC-A+」というカメラも出ています。多重露光用のスイッチが追加されたりと使い勝手は良くなってますので、新品がほしい方はコチラをどうぞ。
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