フィルムカメラの本なんかでもよく紹介されている有名な機体ですね。
ヨーロッパの専門誌業界主催の「第一回ヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤー」を受賞したカメラとしても知られています。
仕様
大きさはW137×H89×D51.5mm、重さ505g(本体のみ、電池抜き)と、今のデジタル一眼に比べるとかなりコンパクトです。特徴はファインダー視野率の高さ。
ファインダー視野率とは、ファインダーで見えている範囲が実際に何%フィルムに露光するか、つまり写真に写るかということ。
100%に近ければ近いほど、ファインダーを覗いたときと同じイメージで写真が撮れると言うことになります。
X-700はファインダー視野率が95%あるので、ほぼイメージ通りの写真が撮れるというわけですな。
フィルム一眼と言うと操作が難しそうですが、「絞り優先AE」が付いているので絞りさえ決めてしまえば、あとはカメラがシャッタースピードを決めてくれるので簡単。
もちろん露出補正も付いているので、自分好みの写真が撮れます。
写真サンプル
使用レンズは全てMINOLTA MD 28/3.5です(これしか持っていないのですが)。▼記念すべき1枚目。なかなか発色が良いと思います(FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400)。
▼もう少し露出補正をかけても良かったかも…と後から学べるのもフィルムカメラの楽しいところなのです(FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400)。
▼背景をボケさせたり、手前をボケさせたり(FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400)。
▼夕焼けのグラデーションが良いですよね(Kodak SUPER GOLD 400)。
まとめ
一見敷居の高そうなフィルム一眼ですが、国産の有名どころのカメラであれば比較的簡単に扱うことができます。もちろんある程度の勉強と慣れは必要ですけどね。
X-700はプラスチックボディのためやや高級感には欠けますが、その分軽量なので女性が使うのにも良いかもしれません。
初めてのフィルム一眼としてもオススメできます。
フォトウォークカメラとしてのオススメ度は☆☆☆☆★。
軽いボディと明るいファインダーで撮るのが楽しく感じるカメラですね。
現在入手するには中古しかありませんが、他の国産一眼レフに比べると若干お安く手に入ると思います。
(ボディのみ、程度並品で6,000円前後)
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