2016年9月25日日曜日

楽しく写真を撮るためのルール―Lomographyの提唱する「10ルール」

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Lomo LC-A / Kodak SUPERGOLD 400

Lomography社では写真を楽しむためのルール、「10ゴールデンルール」というものを提唱しています。

これは写真生活を楽しむうえでも知っておきたいルールなので、ロモユーザー以外の方も一度目を通してみると良いんじゃないかなーと。


  1. どこに行くにもLomoをつれていこう。
  2. 昼でも夜もいつでも撮ろう。
  3. Lomographyは人生のジャマではなく、人生の一部です。
  4. オシリの位置からも写してみよう!
  5. できるかぎり被写体に接近して撮ろう。
  6. 考えるな(William Firebrace)
  7. 早く!速く!
  8. フレームにどうおさまるかなんて、知ろうとしなくてOK!
  9. 何が写ったか、わかんなくてもOK!
  10. ルールなんかないさ!!
参照:https://www.lomography.jp/about/the-ten-golden-rules

「キレイな写真」「カッコいい写真」を撮るのも結構なんですが、写真を撮ることを楽しめなくては意味がないと思ってます。

特にルール6「考えるな」は覚えておきたいですね。
写真を撮るときに、アレコレ考えて色々とこねくり回す人がいますが、個人的にはあまり好きではなくて。

被写体に出会ったときの新鮮な感動を写真に収めるためには、考える前にまず1枚撮る。

たとえ構図がまずかろうが、ピンぼけしてようが、手ブレていようが関係ありません。
それはちゃんと心の入った1枚になるんじゃないかなーなんて思ってます。

Lomography

2016年9月22日木曜日

LOMO LC-Aの歴史

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LOMO LC-A

今回は私の愛してやまないカメラ「LOMO LC-A」の歴史について。

LC-Aのモデルは日本のカメラ

LC-Aは1984年、ソビエト連邦の軍需・光学会社LOMO(レニングラード光学機器合同)社で生まれました。
ソビエトのカメラと言えばコピーライカのFedやZorkiなどが有名ですが、LC-Aもご多分に漏れずコピー製品です。
モデルとなったのは日本のコンパクトカメラ、コシナCX-2。

CX-2をもとに作られたLC-Aは、日本製のカメラのように高い品質管理をされるわけでもなく、一台一台精度が違うという何ともいい加減なカメラとなったのでした。

それでもこのコンパクトカメラは月間1000台以上を出荷する人気商品となり、当時共産圏だったポーランドやチェコ、果てはキューバまで輸出されるようになったのでした。

LC-Aの発掘、Lomographyの誕生

90年代に入り、ソビエト連邦が崩壊。それまでのロシア製品は西側諸国の精密な製品に淘汰される運命を辿ります。もちろんLC-Aも。

そんな中、ウィーン大学の学生だったマティアスとウォルフガングが自由社会へと変貌を遂げるチェコを訪れます。
そこで偶然見つけたLC-Aに心惹かれた2人はフィルムを詰め、プラハの街を自由なスタイルで撮影。現像した写真を見た2人はその独特な写りに驚き、LC-Aの輸入を決意。Lomographyが誕生します。

しかし1996年、ロシアのLOMO社がLC-Aのの生産終了を発表。Lomography社はサンクトペテルブルクのLOMO社工場を訪れ、LOMO社の社長・工場長、そして当時サンクトペテルブルク市の副市長だったウラジミール・プーチンと会見、再生産の契約を取り付けました。

LC-AからLC-A+へ

2005年、LOMO社工場は工場のハイテク化のため、手作業で製作していたLC-Aの生産を完全終了しました。

そこでLomography社は独自にLC-Aを製造することを決意。生産工場を中国に移し、新しいLC-Aである「LC-A+」が誕生、現在に至ります。

まとめ

ロモ=LC-Aと思っている人も多いのですが、実際は「LOMO」とは会社の名前なのですねー。

とは言え、このブログではロモ=LC-Aと定義し、LC-Aを中心としたテーマについて語っていきます。

参考文献