2014年4月9日水曜日

失敗してこそ撮れる写真

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ときには技術的に高いクオリティが必要とされ、
実際、長く見ていて飽きない写真の多くには様々の工夫があります。
でも、せっかくカメラという素敵な道具を手にして写真を取るのなら、
失敗など気にせず、とにかく自分自身の気分や“思い”に
正直に写していくことから始めてほしいと思います。
(菅原一剛「写真がもっと好きになる」p.22)

ある秋の夕暮れ。
辺りにはライトを点灯したクルマがたくさん走っていました。

その灯りがとても美しく感じたので、ふと写真に撮ってみたいと思ったんですね。

手にはフルマニュアルのレンジファインダーカメラが一台だけ。
三脚なんて当然持ち歩いてません。

それでも気にせずピントを合わせ、露出をざっくり考えつつバルブモードで撮影してみました。
それが冒頭の写真です。

完全にブレてますよね。
そもそもバルブモードを使ったのが初めてだったのですが。
でも光の軌跡はしっかりと分かります。

ブレて失敗した写真かも知れませんが、少なくとも私が「美しい」と感じた光はとらえられたんじゃないかな、と思えるんですね。

失敗してフィルムが無駄になるのはイヤだな、と感じるのは野暮というもの。
ましてやデジカメならいくらでも失敗できるわけでして。

「お手本通り」のスキのない写真よりも、ちょっと失敗してるような写真のほうが味があるなぁ…なんて思うのは私だけですかね?

▼近くにあった箱に置いて固定して再度撮影した写真。
光はキレイに撮れましたが、下半分に箱が写り込むというスキをバッチリ残しています(笑)


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